アトピー23年目の私が教える痒みを抑える方法3選!
アトピーを抱える人にとって1年間痒みが治まる時期なんてありませんよね。夏場は汗をかいて痒くなるし、冬場は空気が乾燥して痒くなる。春と秋は一瞬治まるけど季節の変わり目はなぜか症状がひどくなったり…。
私も物心ついた時からかなり重度のアトピーだったので、その辛さよくわかります。
しかし、結局アトピー、皮膚の病気なので痒みに負けて掻いてしまっていては薬を塗っていたとしても中々治りません!
そこで、この記事では私がこれまで23年間痒みと戦う時に実践したことについて書きます!
冷やす
小さい頃、痒みがどうしても我慢できないときは両親がよくその部分を冷やしてくれることがありました。アトピー患者の方にとって痒い部分を冷やすのはかなりベーシックですが少し細かくそれぞれの方法のメリットデメリットを説明します。
ちなみに皮膚科の先生曰く、冷やすことは一時的に痒みを抑えるのには有効なそうです。冷やした後にかゆみが戻る可能性がありますが、私の意見では一度抑えた後にやってくる痒みは最初よりだいぶましな気がします。
アイスノンで冷やす
- メリット:長い時間冷たい
- デメリット:温度調整が難しい
まずはどこの家にでもアイスノンで冷やす方法です。アイスノンは何回でも繰り返し使用できるし、冷たさの持続時間も長いのでオススメの方法です。ただ、そのまま痒い部分に密着させてしまうと冷たすぎて逆に痛くなったりするのでタオルを巻いて温度調整を行うようにしましょう。
氷で冷やす
- メリット:冷たい
- デメリット:持続時間が短い、肌触りが悪い
次は氷を小さいビニール袋などに入れて冷やす方法です。氷は本当に冷たいのでどうしても痒みが我慢できない部分に使うようにしましょう。
風で冷やす
- メリット:汗も乾く
- デメリット:冷たさが不十分かもしれない
次は扇風機で汗を乾かす方法です。他の方法と比べて痒みが麻痺するほどの効果はありませんが、汗も乾くので直接痒みを抑える方法として私は使っていました。予防みたいな感じです。
水で冷やす
- メリット:汗も流れる
- デメリット:少し手間がかかる
個人的には水で冷やす方法が一番おすすめです。シャワーに入る場合だと着替えなければならないので手間はかかりますが、汗は流れ、またシャワー後に軟膏を塗ることもできます。ただ、冬場は温度調整が難しいし寒すぎるのであまりお勧めできません。
夢中になる
痒みがひどいとき、まるで一生かゆみが消えないかのような感覚になったりします。けど、意外に人の意識は単純で何か他のことに夢中になっていれば痒みを忘れたりします。逆に言えば、痒みを感じているときは何も集中することが無いときだったりします。
音楽を聴く
好きな音楽を聴いて歌えるなら思いっきり歌ってみましょう。好きな音楽であればあるほど、歌いたい歌であればあるほど痒みから離れることができると思います。
私も痒みを感じてどうしようもないときは好きな曲を大音量で聴いて一人ライブごっこしたりします(笑)。
絵を描く
紙を一枚、ペンを一本手に取り部屋の中で目についたものを真剣に描いてみましょう。いや痒みで集中できねえよ、ってことがほとんどだと思いますが一旦書き始めると意外とすぐに忘れたりします。
好きなことをする
ギターが好きならギターを弾く、映画が好きなら映画を見る、ユーチューブを見たいならユーチューブを見る、なんでも構いません。時間を忘れるほど楽しめることに没頭してみましょう。痒みはいつのまにか消えています!
我慢する
我慢できたら苦労しねえよ、って思うかもしれませんがあなたが高校生以上の年齢ならある程度自制心がきいて掻こうとする手を止めることができます。
瞑想する
瞑想の方法はいろいろありますが、普通に静かな場所で目を閉じてゆっくりと深呼吸するだけで掻きたいという気持ちを一旦落ち着かせることができます。次は、痒みを意識してみましょう。(膝の裏が痒い、とか私は今、手の甲が痒い…)とかです。
痒みがどこにあるか落ち着いて考えることで普通になぜか掻かずにいようという気持ちになります。おすすめです。
声を出す
これも痒みを意識する一つの方法です。痒い時に声を出してベッドの上でゴロゴロしてみましょう。周囲から見たら変わった人ですが一人暮らしなら全く問題ありません。思いっきりやっちゃいましょう。
例えば、頭が痒いなら「あ~痒いよー、頭が痒い~、やばい~」と言いながらベッドの上をゴロゴロしましょう。あ~って言ってるだけで気持ちは落ち着いてきます。
まとめ
ここで紹介した方法はあくまで一時的に痒みを抑え、掻く手を抑える方法です。患部をこすったりしないのは症状を悪化させない上でとても大事なので是非、実践してみてください。
しかし、どうしても我慢できない痒みもあります。そういうときは、なるべく早く病院に向かうようにしましょう。根本的な解決が必要な場合です。
私の経験では掻くのをやめればアトピーの回復は信じられないくらい早くなります。
頑張ってアトピーフリーの生活を目指してみましょう!