洋書を使って英語力を伸ばす!選び方と読み方
留学中、時間に余裕ができるとそろそろ英語で本でも読んでみようかなと思う時期がきます。私含め周りの留学していた人たちも留学が終わりに近づくにつれてハリーポッターやビジネス関係の本を英語で読み始めていました。
実は、この洋書を読むという行為、留学中だけでも英語漬けの生活を送りたいという人にもってこいの英語学習方です。というのも、一冊の本はこれまでの英語のテストよりずっと長いし、読み進めるうちに語彙力や速読力が身につくからです。
そこで、留学中に洋書を読み始めた私がこの記事で「洋書の選び方」と「読み方」について書いていきます!
洋書の選び方
まず、日本語でも英語でも読む本を選ぶのが大事です。間違った本を選んでしまうと内容が頭に入ってこないどころか、単純に何も学べない無駄な時間になってしまいます…。
選び方1:ページ数が少ないものを選ぶ
留学中に初めて洋書を読む、という人が多いと思います。そんな時にいきなり日本語でも読めるかわからないようなヘビーな内容を選んでしまう人がいますが、これは大きな間違いです。最初はむしろ優しすぎるくらいの難易度を選びましょう。
私が個人的におすすめするシリーズは「A very short introduction」シリーズです。名前の通り短く、だいたい150ページ前後で簡単にまとめられています。紙の本だとサイズも小さいので持ち運びにも便利です。
もしもっとライトなものが読みたい場合は、次の「ピアソングレーディドリーダーズ」を活用しましょう。本当に短いものが多く100ページにも満たないものがほとんどです。ただ、あなたが留学中ということを考えると最初の方は簡単すぎるかもしれません。レベル5あたりからスタートしてみましょう。
選び方2:学術書は避ける
選び方1で専門的な分野がおおいイントロダクションシリーズを紹介してしまったので早くも矛盾していますが、なるべく授業で読まされるようなテキストチックな本は避けましょう。内容が難しすぎるし、一回理解できなくなると読み進めることができなくなってしまうからです。
私は政治経済が専攻なのでその分野に関係のある本だけ手を出すようにしていました。一度、日本でもベストセラーとなったサピエンス全史の英語版に手を出したのですが難しすぎてありえないくらい時間がかかりました。やめましょう。
Sapiens: A Brief History of Humankind (English Edition)
- 作者: Yuval Noah Harari
- 出版社/メーカー: Harper
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選び方3:日本語で読んだ本を選ぶ
こちらは少し裏技的な方法ですが、一度日本語で読んだことある本だと英語が多少難しくても内容を覚えているのでかなり楽に読み進めることができます。私は小学生の時に「ダレン·シャン」にどハマりし、一日中読んでいました。
- 作者: ダレンシャン,田口智子,Darren Shan,橋本恵
- 出版社/メーカー: 小学館
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そんなこんなで、洋書を読もう!って気分になった時ふと(あれ、ダレンシャンって原作英語じゃね?)と思い出し英語でも読み始めました。日本語で読んだのは10年以上前で内容もほとんど忘れていたつもりでしたが、いざ読み始めるとどんどん内容を思い出してきて英語でもかなり早いスピードで読み終えることができました。
Cirque Du Freak (The Saga of Darren Shan No.1)
- 作者: Darren Shan
- 出版社/メーカー: HarperCollins
- 発売日: 2000/01/04
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日本語に翻訳された本で好きな本がある!という方は是非、その原作を探してみてください!きっと新しい学びも得られるはずです。
洋書の読み方
日本語の本と同じようにただ読み進めて終わりというのが読書ではありません。洋書を読む目的は英語学習がメインですが、やっぱり何かを学んで本を閉じられるという状態が理想ですよね。ここでは、そんな理想の読書を実現するための方法を紹介します。
読み方1:単語はすぐに調べる
紙の本を読んでいるという人は少し面倒に感じるかもしれませんが、わからない単語に出会ったときは即座に単語の意味を調べましょう。モヤモヤした状態で読み進めていても後で余計混乱するだけなのでひとつひとつしっかりと理解して次に進むのが理想です。
電子書籍の場合だと単語を長押しするだけで勝手に辞書で検索されるのでとっても便利です。この機能を知ってからというもの、私は洋書をキンドルだけで読むようにしています(笑)。
Kindle、電子書籍リーダー、Wi-Fi、4GB、ブラック、広告つき
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ちなみに、キンドルで単語を検索するとその端末の単語帳に単語が記録され、後でフラッシュカードなどをできるようになっています。一冊をしっかり読み込みたい!という人にはおすすめですが少し難易度の高い洋書に挑んでいる人にはあまりにも荷が重すぎるのでオススメしません。
同じ難易度の洋書で使われている単語はだいたい似たり寄ったりなのでその都度調べることで自然と記憶されます。読書はテストではありません!リラックスしましょう!
読み方2:声に出してみる
英語学習っていう点でいうと、質のいい文章を声に出してみることはとても大切です。日本語でもうまい文章を書きたかったら本を声に出して読め、なんていいますよね。それと一緒です。
喋り言葉ではないので発音がわからない単語とかおそらくネイティブには声に出したら不自然であろう表現もたくさんあると思いますが、そういう難単語を声に出して読むことで記憶にも定着しやすくなります。
そしてなによりもこの読み方を通して得られる最大のメリットは「知的な英語が喋れるようになる」ということです。なにも、専門家みたいな発言ができるようになるわけではありませんが、難しい単語を声に出して読むことで日常会話でも少し知的な言い回しができるようになります。
読み方3:Kindle Unlimitedに登録する
Kindle Unlimitedは言わずと知れたアマゾンが提供する本読み放題のサービスです。キンドル端末を持っていなくても無料のアプリさえあれば利用できる最強の読書プランです。もちろん私も利用しています。大好きです。
キンドルに関する英語の勉強方法は下の記事にもまとめていますのでよかったらチェックしてください。
まとめ
読書は習慣になるまでが大変です。そして習慣になるまで内容の軽い本を数冊読破して達成感を味わうようにしましょう。一冊読み終えた気持ち良さを一度味わうともう戻れなくなります。多分。
留学が終わって帰国してからも洋書を読むことは習慣として残るので是非留学中にたくさん洋書を読破して帰ってきてください!