日記とどこが違う?効果的なジャーナルをつけるべき5つの理由
「ジャーナル」と聞いて何を思い浮かべますか?
多くの人は、雑誌とか書籍を思い浮かべて、人によってジャーナリストであったり、はたまたアパレルブランドのジャーナルスタンダードを思い出すかもしれませんね。
ですがこの記事で紹介するのは日記のようで日記と少し違うジャーナルです。
これまで半年間、ほぼ毎日欠かさずこっそりとジャーナルをつけてきたのですがその中で「もっとジャーナルをつけるべき!」と感じたポイントがいくつかあったので今回はそれについて書いていきます!
日記とジャーナルの違い
ジャーナルと聞くと、日本語だと雑誌とか新聞を思い浮かべますよね。「ジャーナル」と検索して出てくる定義も「新聞•雑誌などの定期刊行物」でした。
しかし英語で「Journal」と検索してみるとまた少し違った定義が出てきます。
簡単に訳してみると「その日したことの記録で感情や描写が細かいもの。毎日書かれ、多くの場合長期間続けられる」といった感じの意味です。
日記と同じようなイメージで使われる場合が多いジャーナルですが、こうしてみると日記よりももっと細かく、文字数が多いものをさすようですね。
それでは、私が「ジャーナルをすべき!」と考える理由を紹介していきます!
理由1:ストレスが減る
ストレスを抱えながら日常生活を送ることは体にも気持ちにも良くありません。そんな時に、ジャーナルはとても効果的なストレスマネジメントの道具になってくれます。
ある実験で、3、4ヶ月間被験者に一週間に3回から5回ほど20分間ジャーナルをするように指示しました。その結果、なんと全員の血圧が下がり内臓機能が向上したそうです。嘘のような話ですが本当です。
ジャーナルを続けてみるとまるで誰かに自分の話をしているような気分になります。悩み事をしている時に話を聞いてもらうだけでどこかホッとすることがありますよね。気持ちはそんな感じです。
理由2:記憶力と理解力が上がる。
人は同じことを何回も思い出すことで短期記憶から長期記憶へと記憶を移すことができます。毎朝か毎日の終わりにジャーナルをつけることでこのはたらきを促進することができます。
それに、脳と手の動きには大きな関係があって手を動かしながら自分の感情とか考えについてまとめることで認知機能が向上します。
私も以前は自分のアイデアをまとめてパッと意見をいうことが苦手でしたが、ジャーナルのおかげか今では比較的早く自分の考えをまとめることができるようになりました!
理由3:自制心が強くなる
これはジャーナルそのものとは正直、関係がないのですが大事だと思ったので紹介しておきます。
ジャーナルでも歯磨きでも筋トレでも人の人生のほとんどは習慣によって成り立っていると思います。私も今ではジャーナルが習慣化し寝る前に毎日行うようにしています。
ジャーナルという新しい習慣を1から作り上げるのは大変だと思います。ですが、その習慣化の過程でなんとか自分に「今日はジャーナルするぞ!」と言い聞かせることで、自制心が強くなります。
習慣化どれに対しても言えることですがジャーナルは特に毎日やらなくちゃいけないものなので、強調しておきます。
理由4:自尊心が高まる
ジャーナルはなるべくその日にあった良かったことを中心にまとめるようにしましょう。ネガティブなことばかりを書いて思い出してもきっといいことなんてありません。
例えば、今日あなたが難しい仕事を一発で華麗にやってのけたとしましょう。そしたらジャーナルにその時の様子を普段日記に書くより細かく描写するように意識してみてください。こうすることで、脳が追体験しドーパミンとエンドルフィンという物質が分泌されます。結果的に、「ああ、あたしって意外とできるんだな」と思うようになり自分に自信を感じ始めます。
理由5:考えがまとまる
先ほどの記憶力や理解力が上がるっていう部分でも書きましたが、ジャーナルの一番の魅力はやっぱり自分の考えがまとまるだと思います。
日頃、その場しのぎで過ごしていると自分の考えだったりアイデンティティを忘れてしまいそうになることがあります。そういう時に、ジャーナルをつけることで自分の意見や感情、どう考えているのかがよりわかりやすくなります。
まだ私は22歳と若いのですが大学に入学してから3年間、つい最近まで「自分の考えを持っていない」ことが悩みでした。しかしジャーナルをつけてみると意外と悩みは「考えを持っていない」ことではなくて、「考えをまとめきれていない」ことにあることがわかりました。
毎日の出来事に対する自分の正直な意見をまとめてみることで自分がどういう人間なのかもわかります。
気をつけるべき点
上で紹介した以外にもジャーナルにはいろいろいいことがあります。ただ、闇雲にノートに思ったことを書き殴っていてもそれをジャーナルとしていいのかはわかりません。というのも、ジャーナルをしている時に思考停止している可能性があるからです。
気をつけるべき点1:答えが出ない時はやめる
何か悩みがあってそれについてジャーナルしようと思ったとします。しかし、書いても書いてもなかなか自分の考えがまとまらず、自分がその問題を解決するために取るべき行動、答えも見えてきません。そういう時は、一旦ジャーナルをやめましょう。
私も大きな悩みがあって辛い時、一回のジャーナルで解決することに執着しすぎて長い時間を無駄にしてしまうことがありました。あなたがそうならないようにも、「答えが出ない!」と少しでも思ったらジャーナルをやめて外を散歩でもしましょう。そっちの方がずっと効率がいいです。
気をつけるべき点2:出来るだけ手書きで行う
ジャーナルという文字数も多くなるのでパソコンで書きたくなる気持ちもわかりますができる限り大事な部分は手で書くようにしましょう。私も悩みや考えたいことが多い時はパソコンで打ち込むようにしていますが、すごく嬉しかった体験や成功体験は手でノートに書き込むようにしています。
手書きをおすすめする理由は単純に脳が集中できる環境を作れるからです。パソコンだと単純に手を動かす動作になりがちです。一方、手書きだと感じを思い出したり筆跡や文字のバランスを考えたり、手を動かす範囲もキーボードより大きいので脳が活性化されます。そうすると、追体験がしやすくなるのでぜひ手書きでジャーナルしてみてください。
まとめ
日記とジャーナルの違い、おわかりいただけたでしょうか?
毎日日記をつけるのは後から振り返ってこんなことあったなあ、となるのが醍醐味みたいなところが私の中でありますが、ジャーナルはもっと真剣で自分の人生に役立てよう!という意識が強いです。
手元にノートがないという人はパソコンやスマホで簡単にできるので、ぜひ今日からやってみてください!