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【武器になる哲学】から大学生が学ぶべきこと【レビュー】

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こんにちは。

 

大学生になっても文学部でもない限り哲学を勉強する機会はありませんよね。私も文学部じゃないので哲学に最後に触れたのはおそらく大学受験で勉強した世界史が最後です。

 

しかも世界史で勉強する哲学なんてページの端に書かれている簡単な説明だけでとてもじゃないけど日常生活で役立つようなものではありませんよね。まして、当時高校生の私にとって「この世界は一体何なのか」とか「人はどう生きるべきか」とか本当にどうても良くて、美味しいもの食べれて寝れたらおっけいが人生哲学でした。

 

そんな私も4年の歳月を経て「武器になる哲学」なんて言う大真面目な題名の本を読むようになりました。少し前から哲学とか心理学を少し勉強してみたいな、とは思っていたのでとても面白い内容でした。

 

内容は基本的に著者が歴史上の偉大な哲学者の考え方をまとめていく感じでまとめられていて、割とフォーカスは私みたいな学生よりも社会に出てバリバリ働くビジネスマン向けと行った感じでした。

 

しかし、未だ社会に出たことのないペーペーの私でも本から学べることがいくつかあったのでこの記事でまとめていきたいと思います。

 

1:説得よりも納得、納得よりも共感

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これは、かの有名なアリストテレスが唱えたロゴス、エトス、パトスから得られる教訓です。読んでみて大学生に取っても大事なスキルだなあ、と思いました。

ja.wikipedia.org

 

このアリストテレス哲学について説明している部分を簡単に要約すると「論理だけじゃ人は動かない!人に共感しろ!」ということです。この本はビジネスマン向けに書かれているので例としてコンサルタントが出てきます。

 

コンサルタントというと論理思考に優れた優秀な人が多いですよね。そんな人たちがなかなか成果をあげられないという時は、ロゴス=論理ばかりに頼ってしまってパトス=情熱が足りていないということが多いそうです。では、大学生はこれをどう活かせるでしょうか?

 

大学生活におけるロゴスとパトス

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大学に入るとバイトとかサークルとか高校までの部活動と違って色々なコミュニティに所属する機会が増えて上下関係もより厳しくなりますよね。そんな時に、何か間違いを指摘されてムッとしてしまったことはありませんか?私は数え切れないくらいあります。

 

そんな時、相手が論理だけで攻めてきているパターンが多いです。先ほどの例のコンサルタントと一緒です。ロゴスしかないのです。そこにはパトス=情熱がありません。

 

自分が間違ったことをしたとわかっていても論理だけで淡々と注意されても、嫌な気持ちになるだけで素直になれませんよね。あなたが他の人をそういう気持ちにさせないようにもパトスには気をつけましょう。

 

私は中途半端に本を読んでしまったせいで論理詰めが大好きな人間になってしまいました。共感の前にとにかく説得!という姿勢で人と話すのが習慣になっていました。ですが、これじゃ周囲の人を嫌な思いをさせるだけです!まだまだ22歳の若造には難しいですが相手の話に共感するように練習しています。

 

 

2:努力しても報われない

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こちらは宗教革命でおなじみ(?)のカルヴァンが主張した予定説からきています。歴史に関する記事ではないので詳しい経緯はすべて省略しますが、要は「神様はもう誰が天国に行けるか決めてるから善行を積んでも意味ないよ」ということです。

ja.wikipedia.org

 

なかなか過激な意見にも聞こえますが、聖書のいたるところに神が報われる人間を決定しているように解釈できる記述があるそうです(ちなみに現在、予定説は少数派です)。

 

こうなると、必死に努力していたのにもう決まってるのか…と凹んでしまいそうなところなのですが実は全く逆のことが起こりました。みんな「もし神に選ばれているなら仕事でも成功して業績を残すはずだろう」と神に選ばれている証拠を得るためにむしろ努力し始めたのです。

 

普通に考えたら、努力しても意味ないのかよ、やめよ、となりそうなところですが、実は人間、努力に対する報酬が確定していない方がやる気が高まることが心理学で証明されています。

 

大学生は努力しても報われないかも

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この報酬が確定しているとやる気がでない、というのはほとんどの人が大学生になってから始めるアルバイトと関係しているかもしれませんね。基本的に時給が決められていて給料の計算も簡単です。変動が少なくて報酬がほぼ確実に予想できるのでやる気は起きませんね。

 

私はこの確定されていない報酬に対して余計やる気がでるという考え方をもってブログを書き始めました。アクセス数やはてなで得られるスター数全てが不確実です。何も予測できません。必死に記事を書いてその努力が報われるのかはわかりませんが、その見えない報酬があるからこそやる気が出ます。

 

なので、大学生で時間が有り余っているという人は是非、この機会を活かして何か新しい不確定な報酬があるものを始めてみたらどうでしょう!(ギャンブル以外です)

 

 

3:優秀な人を見て抱く劣等感

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最後に紹介するのはルサンチマンという概念です。いかにも難しそうな言葉ですね。ちなみに、この言葉を思いついた人も名前がフリードリッヒニーチェと難しそうな名前です。

ja.wikipedia.org

 

ルサンチマン「弱い立場にあるものが強者に対して抱く嫉妬、怨念、憎悪、劣等感などの織り混ざった感情」と本書内で説明されています。そしてそのルサンチマンを抱えた人たちはそれを解消するために下の2つのうちどちらかの方法をとります。

  1. ルサンチマンの原因に服従する
  2. ルサンチマンの原因を転倒させる

 

なんだか、難しい言葉が多くなってきて論文を書いているような気分になってきたのでなるべく簡単な言葉で解説していきます。

 

まず一つ目、ルサンチマンの原因に服従する、とのことですが、これは単純に周りも持っているから私も持たないと!と焦って何かを手に入れる行動のことです。

 

わかりやすい例はブランド品です。周りがアップル製品を持っているから私もお金はないけどアイフォンを使わないと!と思ったとします。そして、特にアップル製品が好きなわけでもないのにアップル製品=かっこいい、成功者という考えからアイフォンを買っちゃいます。そうするとそれはアップル製品を使う成功者に対する劣等感を解消するために金銭的余裕を無くしてまでルサンチマンを解消する行動ということになります。

 

そして二つ目、ルサンチマンの原因を転倒させる、というのはただ価値基準を自分の中で反対にし、言い聞かせるという一つ目の比べてコストの低いやり方です。

 

先ほどのアップルの例でいうと「アップル製品とか全然かっこよくないし機能性悪い、俺はガラケーでいいよ」ということになります。これはガラケーを使うことに劣等感を感じているのにも関わらず、とりあえずアップル製品は別に良くない、という価値判断を無理やり自分に言い聞かしてルサンチマンを解消しようとしています。

 

単純に、ガラケーがいいと思っているなら「アップル製品もかっこいいけど、ガラケーでも十分形態として使えるよ」といえば済む話です。こういう発言をするのは気をつけた方がよさそうですね。

 

ルサンチマンを抱える大学生

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ルサンチマンについての説明がかなり長くなってしまいました!この考えを大学生に当てはめるとやっぱりルサンチマンを抱える学生は私を含めてかなり多いように感じます。

 

というのも、大学に入ると高校までの生活であまり見たことのない「すごいやつ」が現れてくるからです。起業したり、副業してアルバイトを辞めたり、俳優になったり、劣等感を感じる機会がどんどん増えます。

 

そうなると、そんな少数の優秀な大学生に対してルサンチマンを抱く学生が増えるのも当然です。そして「あいつは起業してるけど忙しくて何もできないだろ。俺は普通に就職してる方が幸せだよ」と誰も聞いていないのに何か比較対象を出して自分の価値観を肯定する発言が増えてきます。私も今でもしちゃいます。自分がよければ良いし、素直にすごい人たちのことは認めてあげれば終わる話ですが、ルサンチマンは解消が難しいですね。

 

ルサンチマンに関して一番厄介なのが価値判断の転倒を行うようになると「努力をやめてしまう」のです。自分の中では価値判断が真逆になってしまいそれで落ち着いてしまいます。そうするとルサンチマンが一時的に解消できるので努力しなくても良いという結論に至ってしまいます。

 

周りにすごい人がいたら素直に認めて、自分もその人たちを目指すようにしましょう!大学生ならなおさらです!

 

 

まとめ

内容はやっぱりビジネスマン向けのものがほとんどでしたが、私のような学生にも役立つ部分がたくさんありました。難しい哲学の話を著者がすごくわかりやすく解説してくれているのでおすすめの一冊です!

 

ちなみに、今だとKindle Unlimitedに登録するだけで無料でダウンロードできるので時間に余裕がある方はぜひ読んでみてください!