【英語】9ヶ月の交換留学中の英語力をグラフにしてみた【留学】
長期留学に行ったらどれくらい英語力は伸びるのか?
留学を考えている大学生なら、一度は考えたことがあると思います。
私も、英語の勉強を始めてからというものずっと「長期留学経験者=英語ペラペラ」と決めつけていました。
しかし、現実はそう甘くありませんでした。
そこで、この記事では実際にアメリカに九ヶ月間交換留学をした私が英語力の伸びをグラフ(手書き)にしてみました。
これから留学に行く予定の人、はたまた留学中の人、留学生の英語力が気になる!という人は是非読んでいってください!
- 私の留学英語力グラフ
- 留学一ヶ月目:とにかく英語が喋れない、分からない
- 留学二、三ヶ月目:英語力は上がっていたが、実感がない
- 留学四ヶ月目:急に自信がつく
- 留学五ヶ月目:どんどん英語に自信がつく
- 留学六、七ヶ月目:イギリス英語が理解不能
- 留学八ヶ月目:イギリス英語が少しずつわかるように
- 留学九ヶ月目:特に変化なし
- まとめ
私の留学英語力グラフ
縦線が英語力で、横線が留学期間です。九ヶ月間だったので左端が一ヶ月目、右端が九ヶ月目ということになりますね。
そして、もうお気づきかと思いますが、線が二本あります。これは青線が実際の英語力で赤線が私がその時期に感じていた自分の英語力です。つまり、赤線が高ければ高いほどその時の英語力に自信があったということです。
それでは、期間を区切って、体験談も交えながら説明していきます。
留学一ヶ月目:とにかく英語が喋れない、分からない
グラフの左外側をみてください、私の英語力に対する自信がみなぎっていますよね。しかし、アメリカに到着した一日目に、その自身はへし折られてしまいました。
留学先であるオクラホマに到着した時、留学先大学の学生たちが空港まで迎えにきてくれてました。
そこから大学の寮まで車で移動。初めてのアメリカに心踊らせ、子供のように外を眺めていました。
その時に、現地の学生から色々質問をされました。「どこからきたの?」「アメリカは初めて?」「飛行機はどうだった?」、かろうじて質問の内容はわかります。
けど、答えが出てこないんです。ここで、完全な英語力のなさを気付かされました。
ちなみに、その後、寮につきルームメイト3人と出会いましたが、彼らの言っていることもチンプンカンプンで全くわかっていませんでした。とにかく、日本に帰りたかったです。
なので、この時点での英語力はグラフの一番下ですね。
- アメリカ到着初日で自信を失くす
- 英語が喋れないことを実感
- ルームメイトととにかく気まずい
留学二、三ヶ月目:英語力は上がっていたが、実感がない
そもそも、留学して英語に囲まれて生活している時点で英語力は絶対に落ちません。
もちろん、日本人とばかり遊んで家で日本語でYoutubeを見るような生活をしてれば落ちるかもしれませんが、普通に英語を喋る友人といたら間違いなく落ちることはありません。
しかし、そんなことにも気付かずに二、三ヶ月目はとにかく落ち込んでいました。
英語に対する諦めさえ感じ、よく分からない日本の漫画をリビングでずっと読んでいました。多分あの頃の検索履歴は「留学 辛い」「留学 日本 帰りたい」とかばかりだったと思います。
とはいえ、現地の生活に慣れるにつれて英語も勉強しなきゃ!という焦りが芽生えてきました。そこで、始めたのがとにかく分からなかったことを全部メモするという英語勉強法です。自己流です。
そうして、日中はひたすら分からない英語をメモして、寝る前に全部ノートにまとめるという生活を始めました。
この習慣は結局帰国するまで続けたのですが、留学中はアウトプットがしやすいのでめちゃめちゃオススメの勉強方法です。ぜひ、試してみてください。
そんなこともあって二、三ヶ月目は英語力は着実についていたと思います。
ただ、ホームシックや一ヶ月目のショックが大きすぎて気持ち的は「なんでこんな英語ができないんだ…」と、とにかくブルーでした。
- 英語に対する諦めを感じ、日本語で漫画を読み始める
- 現地の生活に慣れ始め、英語に対する危機感を覚える
- 自己流の英語学習を始める
- 大学の日本語クラブに参加する
留学四ヶ月目:急に自信がつく
そんなこんなで4ヶ月目になるとセメスターの終わりが近づいてきます。それなりに他の留学生の友人もできて、パーティーとかお買い物も楽しくなってくる時期ですね。
この頃、なぜか英語力にとてつもない自信がついてきます。
それなりに毎日頑張って英語を勉強していたおかげか実際に英語力はついていたと思うのですが、それよりも周囲の人に褒められて調子に乗ってしまいました。
今思うと、恥ずかしい限りでちゃんと誠実に努力しろよって感じなのですが、当時は英語力を褒められるのが嬉しくて嬉しくて、「あれ、俺英語めっちゃうまくね?」状態でした。
- 自己流の勉強法を継続する
- 英語を褒められ調子に乗る
- 英語を喋るのが楽しくなる
留学五ヶ月目:どんどん英語に自信がつく
冬休みにアメリカ各地を旅行していた時、ホステルでヨーロッパや南米の人、はたまた他のアメリカ人と話す機会がたくさんありました。
その時に、数回アジア系アメリカ人と勘違いされたり(もちろん相手はノンネイティブです)、ウーバードライバーと楽しく会話できたりしたので更に自信がついてしまいました。
いや、そんなに自分を責めるほど悪いことでもないのですが、思い出すとあまり英語を勉強していなかったようにも思います。
しかし、ルンルンでオクラホマに帰ってきた私はこの先の地獄を知りませんでした…。
- 旅行中に何度かネイティブに間違われる
- ウーバードライバーと楽しく話せて自信がつく
- 調子に乗りすぎて英語の勉強を怠る
留学六、七ヶ月目:イギリス英語が理解不能
二学期になって、ルームメイトの入れ替えがありました。この時点でイケイケだった私にもはや怖いものはありません。ネイティブだろうが、なんだろうかかかってこいや状態でした。
そしてそこに、現れたのがイギリス出身の友人、しかもイングランドじゃありません。ウェールズです。そう、アクセントが全くわかりません。
そもそも、アメリカ英語しか勉強せずアメリカに留学に来た日本人にとってウェールズ英語なんてフランス語みたいなものです。何にもわかりません。
最初はイケイケで話していましたが、段々と「あれ、これやばくね…」とドキドキし始めます。
正直、出会ってから二ヶ月間何を言っているのかさっぱりわかりませんでした。仲のいいアメリカ人の友達にずっと「ウェールズやだ」「イギリス嫌い」と泣き言を言っていたのを覚えています。
七ヶ月目が正直、一番日本に帰りたかったかもしれないです。
グラフを見ての通りここで英語力に対する謙遜を覚えます。「いやいや、私の英語なんてSHITですよ…」という精神が身についたのは良かったかもしれません…。
そして、この頃新しい勉強を始めました。それは、「ポッドキャストを死ぬほど聞く」ことです。本当に一日中イヤホンをつけていました。
洋書を読むときですら英語を聞いていたのは、今思えばアホみたいです。しかし、当時は「英語力を上げねば!」という気持ちが強すぎて完全にポッドキャスト中毒になっていました。
それに加えて、日本語恐怖症(日本語を使うと英語力が落ちたような感覚になる症状)にもなったので、現地で日本人はなるべく避けて、できる限りすべてのことを英語で行うようにしました。これは結果的に英語力向上にすごく役立ったと思います。
留学八ヶ月目:イギリス英語が少しずつわかるように
二ヶ月間の努力のおかげか、若干ウェールズの英語が理解できるようになってきます。といっても、まだまだ楽しい会話は難しいレベル。アメリカ人の友人にずっと英語のことを相談していました。
この頃、アメリカ人一人とイギリス人二人の四人でよく遊ぶようになっていました。ネイティブの白人達に囲まれる日本人、なんだか変なプレッシャーは感じていましたが、すごく英語の勉強になりました。
といっても、やっぱりネイティブに囲まれて英語を使っていると自信はつきません。実際はかなり伸びていたと思うのですが、ネイティブ三人の会話についていくのは至難の技でした。
ちなみに、この頃、ルームメイトと3人(ウェールズ含む)で往復10時間のロードトリップを実行しました。
10時間ひたすら英語でおしゃべりは生き地獄でしたが、最終的に楽しめたので、「これを楽しめるくらいの英語力はついたんだな」と素直に嬉しかったです。
留学九ヶ月目:特に変化なし
最後になんのサプライズもなくてすいません。ただ、この頃は本当に八ヶ月目と同じことをして楽しく最後の留学生活を満喫していました。
「英語ネイティブと同じ部屋で四ヶ月間過ごしたらめちゃめちゃ英語伸びるんじゃないか」なんて期待していましたが、思ったほど伸びなかったというのが正直な感想です。やっぱり留学は短いですね。
まとめ
すでに言いましたが、英語を使っている限り英語力が下がることはまずありません。
どんなに「英語できない」とか「俺ってほんとしゃべれない」とか思っても、使っている限り英語力は絶対に伸びています。安心してください。
留学を終えてみて英語学習の道は長いなあ、と改めて感じます。ただ、そこにやりがいを感じているので今でもポッドキャストは聞くし、英語の文章も毎日読むようにしています。
長期留学と聞くと、英語がペラペラになるイメージを抱いていましたが、実際はそうでもないようです。
これから留学に行く人は期待しすぎず、現地でもしっかりと英語は勉強しましょう!