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【心理学】失恋した大学生が立ち直るためにするべきこと3つ

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好きだった人に振られてしまった…。

 

彼女(彼氏)に突然振られてしまった…。

 

大学生活を続けていれば多くの人が一度は失恋を経験しますよね。私も何度も気になっている人に拒絶されたことがあります。

 

失恋は心理学でいう「拒絶」の一種です。周囲の友人たちもよく失恋するから、私たちはそこまで失恋を重く受け止めませんが、実は、この拒絶体験は私たちの心に大きな傷を残します。

 

そこで、この記事では心理学的に証明された失恋をはじめとする拒絶による症状と、そこから立ち直る方法を最近話題の「自分で心を手当てする方法」を参考にしてまとめていきます!

 

 

 

失恋の症状1:心が「痛む」

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好きな人に振られたり、仲間外れにされるような拒絶体験による精神的な痛みは、他の出来事によって引き起こされるものよりハッキリ「痛み」として感じ取れることがわかっています。

 

拒絶による精神的な痛みは肉体的な痛みでいう「麻酔を使わない分娩」や「がんの治療」に匹敵するほどの苦痛を伴います。つまり、精神的な苦痛の中では拒絶がトップクラスにつらいということです。

 

「胸が張り裂けそう」なんていう表現をよく使いますが、本当に張り裂けそうなほどの痛みを感じているからこの表現ができたのですね。

 

ちなみに、人が拒絶されてここまで強い痛みを感じる理由は、人間がまだ狩りをして暮らしていた時代までさかのぼります。その時代は、仲間と一緒に動物を捕まえて自給自足しないととても生活ができませんでした。なので、拒絶は文字通りそのまま「死」を意味しました。これが、私たち人間が拒絶によって強い痛みを感じる理由です。

 

失恋の症状2:八つ当たりをするようになる

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やっぱり好きな人から振られるのは気持ちのいいものではありませんよね。人によっては、そのまま意気消沈して何も考えず過ごすというパターンもありますが、中には「なんでふられたんだ!」と攻撃的になってしまう人もいます。

 

失恋によって余計に怒りが増して攻撃的になると、その体験に直接関係のない人やものに「八つ当たり」を始めます。

 

「振られて周囲の人に八つ当たりなんて子供だな」なんて思ってしまいそうですが、どんなに心優しい人でも拒絶の程度によっては怒りが増えて攻撃的になってしまいます。それくらい、拒絶は強力ということです。

 

失恋の症状3:自分が魅力的じゃないように思えてくる

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一度の失恋ならそこまでネガティブに考えることは少ないかもしれません。ですが、これが大学生活の間で連続して何度も振られると、まるで自分は何の魅力もない人間のように思えてきます。

 

実際に、何度も拒絶された体験があるとそのことを思い出すだけで一時的に自分に対する自信が大きく下がることが証明されています。

 

大学生はまだまだ多感な時期です。失恋を連続して多く経験しているとどんどん自信がなくなり次のステップを踏めなくなってしまいます。

 

失恋から立ち直る方法1:自分に甘くなる

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それでは、ここから具体的に失恋から立ち直り、自分への自信を取り戻す方法についてまとめていきます。

 

まず、あなたが今、もし失恋直後ならとことん自分に甘くなりましょう。ただ甘くなるっていうのは毎朝遅くまで食べたいもの食べてダラダラ生活することではありません。自分の欠点や弱点に対して甘くなる、ということです。

 

もしあなたが今、失恋を経験して暗い気分ならきっと自分に対して「俺(私)って魅力ないよな」とか「顔がブサイクだからダメなんだ」とか「背が低いしファッションもダサいし」、「なんであんなことしたんだろう。きっとあれのせいで振られたんだ」と言い聞かせているはずです。

 

ただ、自分にこんなネガティブなことばかりを言い聞かしていても何もいいことはありません。まずはこの「自己否定」に打ち勝たないといけません。そのためには自分にできるだけ甘く、優しく接するようにしてください。具体的に、自己否定を減らす手順は以下の通りです。

  1. 頭に思い浮かんでくる自分の欠点を全て書き出す
  2. それぞれの考えに反論する
  3. 欠点を思い出す時、一緒に反論も思い出す

 

(例:服がダサいから振られた→いや、けどおしゃれな友達も多いし、何回かおしゃれって言われたこともある。昔はダサかったけど今はそんなことないはず)

 

それに、振られた時は「ある一つの行動」もしくは「ある一つの言動」を理由にしがちですが、心理学的にはたった一つの行動か言動で拒絶をするということはほとんど起こりません。

 

単純に、相手とあなたの相性が合わなかっただけで、無理に自分の欠点(自分が欠点だと勝手に思っている部分)を並べたところで事態の改善にはつながりません。

 

失恋から立ち直る方法2:自分に自信を持たせる

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欠点を見直して自己否定を言い負かすのも大事ですが、それだけだと思い切って次のステップを踏み出すにはまだ十分でないかもしれません。そんな時に、この方法で自分に自信を注入してむしろ失恋前より元気になってしまいましょう。

  1. 自分の恋愛に関する長所を5つ紙に書き出す
  2. その5つ書き出した長所を自分が大事だと思う順番にする
  3. その特徴一つ一つ「なぜ大事か」「そのおかげでどんな良い事があったか」書き出す

 

自分に自信を持たせることで、失恋の体験を振り切る事ができます。

 

もしかしたら振られる時、一緒になんであなたじゃダメなのか理由も伝えられたかもしれません。理由を伝えられてしまうとまるで、全員が一緒のことをあなたに対して思っているんじゃないか、と思い始めます。つまり、その発言を極端に一般化してしまうのです。

 

もちろん、一部の人に対してはそう見えているかもしれませんが、周囲の人全員にそう思われている可能性はありません。そういう意味でも、この方法は自分に自信を持たせて新しく何か行動する勇気を与えてくれます。

 

失恋から立ち直る方法3:人と会う

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失恋だけじゃなくて人から仲間外れにされた時にも人は孤独を感じて、とても人と会って喋るような気分じゃなくなります。

 

ですが、辛くても人と接する努力は欠かさないようにしてください。誰か遊ぶことはストレスの減少にもつながりますし、本当に気がぴったりと合う人なら何も喋らなくても一緒にいるだけで大丈夫です。

 

さらにいうと、人が人を求める気持ちには「代替性」があります。つまり、人を求める気持ちは他の人で埋め合わせをすることも可能なのです。ひどい振られ方をしたとしても、それは単純にあなたと相手の相性があっていなかっただけで、探せばもっと気の合う人がいる可能性があります。

 

また、どうしても人に会う気分じゃない、もしくは会いたいと思う人が遠い場所にいる、という人は親しい人の写真をみるようにしましょう。心理学の実験で親しい人の写真を見るだけで気分の落ち込みが防げることが証明されています。スマホの待ち受けにしてみてもいいかもしれませんね。

 

まとめ

それでは、最後にここまで紹介した失恋による精神的な症状と、そこから立ち直る方法についてまとめてみます。

 

<失恋の症状>

  • 失恋による拒絶は本当に胸が張り裂けそうなほど心が痛む
  • どんなに心優しい人でも拒絶されると攻撃的になる
  • 連続して失恋していると自分の欠点ばかり思い浮かび自己否定につながる

<失恋から立ち直る方法>

  • 自分が思う欠点を書き出し、一つ一つ反論する
  • 恋愛に関する長所を並べ、それぞれエピソードを書く
  • 身近な人に連絡する。もしくは親しい人の写真を見る

 

失恋の痛みは本当に強力で交際期間1年につき完全に立ち直るまで2、3ヶ月を要するそうです。この記事で紹介した方法を試してもすぐに完全回復するわけではありませんが、その回復を早めることはきっとできると思います!

 

素早く失恋から立ち直って、また新しい人に挑戦しましょう!