孤独な引きこもり大学生が脱引きこもりのためにできる3つのこと
大学生になって一人暮らしを始めてから家に引きこもりがちになったという人は特に多いと思います。私も大学1年生、2年生の時はサークルにも部活動にも所属していなかったので遊ぶ友人もそんなに居なくて、ずっと家にいる日が続いていました。
誰とも話さず家でじっとしていても何も始まらないことはわかっているのに、引きこもり期間が長くなればなるほど自己肯定感も下がって人を避けるようになります。そのループに陥ると引きこもりから抜け出すのは簡単ではありません。
ですが、そんな引きこもり生活を1年以上続けた私も現在4年生になり、孤独を感じた時にどうすればいいのか徐々に対処法がわかるようになってきました。
この記事では、「孤独を感じて家に引きこもっている学生が脱引きこもりのために何ができるのか」、解説したいと思います!
大学生はなぜ引きこもりになるのか?
そもそもなぜ大学生は家に引きこもりがちになるのでしょうか。考えられる理由はたくさんありますが、私が思う一番大きな理由は「大学が小中高と比べて人と接する時間が圧倒的に少ない」からです。
大学に入るまでは教室ごとに人を振り分けられて、嫌でも人とコミュニケーションを取らないとダメな場面が多いです。それに比べて、大学は授業数も少なく、サークルや課外活動も自分から動かない限り機会はやってきません。
そうすると、自然と積極的に動けないタイプの人は取り残されてしまい、休日にも家から出る機会が無くなってしまいます。これがまさに、私が家に引きこもりがちになった原因でした。
他にも大学での単位取得が自己責任になって、一回授業を休むとそれが癖になってしまった、サボりぐせがついてお酒を飲むようになって生活リズムが崩れた、などなど他にも引きこもりの理由はたくさん考えられます。
引きこもり脱出案1:一人でもいいから外に出る
一人で家に引きこもって孤独を感じている時は、何かと「友達がいないと外に出てはいけない」と考えがちです。しかし、普通に考えてそんなわけがありません。一人で外に出て一人で何か楽しんでも全然いいわけです。とにかく外に出てみましょう。
天気のいい日に太陽の光を浴びれば夜ぐっすり眠る事ができて生活リズムの改善にもつながりますし、外を散歩することはストレス解消にも効果があります。
それに、孤独を感じていても外に出ておしゃれなカフェにでも行けば、人との関わりは少しだけ生まれます。外に出て、たとえどれだけ短くても人と会話して、一人でも行動できる能力を身につけましょう。
私は、大学に入るまで友達がいないとほとんど外に出ないタイプで出た時でもコンビニに行くくらいでした。今では、旅行も一人で行けるくらいアクティブになって、ご飯屋さんもどんどん一人で楽しめるようになりました。
本当に、実家にいた時から一人で全然外に出るタイプじゃなかった人は最初は怖いと思います。ですが、思い切って一人で外に出て、何か活動をしてみましょう。自分が思っている以上に楽しいはずです。
引きこもり脱出案2:余った時間で好きなことを始める
家にずっと引きこもっているということは、それだけ何もする事がないということの裏返しでもあります。何か、時間を忘れて熱中できる事、前からやってみたかったことを始めてみましょう。
大学生が引きこもりがちになる原因の一つに長期休暇の存在があります。大学の夏季休暇と春季休暇はとても長く、合わせると4ヶ月近くある大学がほとんどです。友達づくりに時間かかる人は1年生のこの休暇で孤独の沼にずぶずぶとのめりこんでしまい、引きもりから抜け出す事が難しくなってしまいます。
しかし、引きこもっていたとしても無理に悲しい気分になる必要はありません。有り余った時間を自分の好きなことに費やしましょう。
ここで大事なのが、「好きなことだからネットフリックスをみてお菓子を食べよう」とか「ひたすらユーチューブを見よう」など非生産的なことはなるべく避けることです。出来れば、「ギターを始める」だったり「ブログを書いてみる」など自分のスキルが身につく生産的な活動の方が満足感や達成感も得られます。
私は引きこもりがちの時に自己啓発本を大量に購入してひたすら読んだりしていました。正直、あんなに時間があったのにそれ以外何もしなかったのは後悔しています。あなたがもし今、引きこもりになっているなら、何か新しい趣味を始めてみましょう!
引きこもり脱出案3:友人や家族に電話してみる
引きこもって孤独に感じている時に「人に電話しろ」なんて言われてもする気なんてさらさら起きませんよね。死ぬほど気持ちはわかります。ですが、人と喋る行為はストレス解消や、気分の向上など思う以上に大きな効果を持っています。
最近、連絡していなかった地元の友達や距離の近い家族に突然電話をしてみましょう。大学に入ってからできた新しい友人でも全然構いません。電話一本で思わぬ予定ができて脱引きこもりができるかもしれません。
もし、どうしても電話をする気分にならないという人は一枚紙を取り出して簡単な表を書いてください。
その表の左側には、電話する前に「この電話がどれくらい楽しくなりそうか」もしくは「孤独感の解消につながりそうか」を100点満点で記入してください。明確な基準はないので主観的な点数で大丈夫です。そして、実際に電話してみて終わった後、「その電話がどれくらい楽しかったか」もしくは「孤独感の解消につながったか」を100点満点で書いてください。
9割以上の確率で最初に書いた数字よりもずっと高い数字が出ます。これは、私が以前読んだ本に紹介されていた鬱対策の方法で、実際に気分をあげる効果が証明されています。
どんなに友人から連絡がなくて、悲しい思いをしても人と会う約束は絶対に取り付けて、誘われた時も絶対にイエスと言いましょう。孤独を感じている時は、過度に人とコミュニケーションすることをネガティブに捉える傾向があります。気をつけてください。
まとめ
それでは、最後にここまでに紹介した引きこもり脱出策を簡単にまとめてみます。
- 一人でもいいからとにかく外に出て、食べ物とかアクティビティを楽しむ
- 有り余った時間を活用して、生産的な活動を始める
- 地元の親しい友人や家族、大学でできた友達に突然電話する
最初はどれも勇気がいるものですが、ここで行動せずに残りの大学生活をずっと引きこもりでいるよりはずっとマシです。そして、自分から歩み寄るとあなたの周りの人たちは予想する以上に優しく反応してくれます。
まずは、外に出て音楽でも聞いて自分のムードを上げていきましょう!あなたが、1日でも早く引きこもりから脱出できることを応援しています!