留学に行くと結局どれくらい英語力は伸びる?種類と期間別に解説! | Life Info Nerd
「留学に行ったらどれくらい英語力は伸びるんだろう?」
留学というワードを聞くと「英語」のことを心配する人はやっぱり多いですよね。私も大学3年生でアメリカに留学する前まで、「自分の英語力は十分なのか」、「留学すると英語力はどれくらい伸びるのか」、ずっと疑問に思っていました。
とはいっても、留学の種類や期間はたくさんあって現地での環境もそれぞれ異なります。そのため、「この留学でこの期間留学に行くとこれくらい英語力が伸びる!」と決めるのはとても難しいです。
そこで、この記事では「留学を考えている人」に対して「留学」と「英語」の関係を全体的に捉えて、以下の項目をカバーしたいと思います。
- それぞれの留学の形でどれくらい英語力の伸びが期待できるか
- 留学の期間によって、どれくらい英語力の伸びが期待できるか
- 留学先で効率よく英語力を伸ばすために気をつけるべきこと
- どれくらいの英語力があれば留学に行っても大丈夫なのか
- 留学前に英語力を伸ばすため、どんな対策ができるか
様々な留学の形と英語力の関係
代表的な留学の種類としてこの記事では「語学留学」「交換留学」「ワーキングホリデー」を取り上げ、期間は「短期(数週間から2ヶ月程度)」「中期(3ヶ月から半年程度)」「長期(7ヶ月から1年程)」で区別します。
語学留学と英語力
語学留学は英語のネイティブと触れ合う機会が少ない分英語力を飛躍的に向上させるのは難しいかもしれません。というのも、周囲の生徒も英語学習者でネイティブが基本的に学校の先生しかいないからです。
ただ、交換留学などでは「英語」という言語そのものに特化した授業は基本的にないので、その面でいうと試験対策として英語力を伸ばすことは十分にできると思います。
語学留学は、現地で語学学校に通う形で留学します。言語レベルは入門レベルから大学留学を目指すレベルまで様々です。交換留学がいきなり大学の授業からスタートすることを考えると、留学前の英語力は少し低めと言えます。
私の友人の一人は留学前にTOEICが600点台だったのですが、約1年間アメリカの語学学校に通い、帰国後にTOEIC900点弱を記録しています。ただ、彼女は日本人とほとんど遊ぶことなく、積極的に学校のボランティアなどに参加してネイティブの友人を作っていました。
語学学校な分、日本人や日本語の誘惑は大きいですが、積極的な姿勢があれば十分に英語力は伸ばすことが可能でしょう。
交換留学と英語力
交換留学は留学の中では一番英語ネイティブの人たちと関わる機会が多いです。その点を考えると英語力は一番伸ばしやすいと思います。
ただ、最初スピーキングとリスニングが苦手な状態でやってきてしまうとネイティブの英語に圧倒されてしまい、自信を失ってしまうかもしれません。私がこのパターンでした。
私は9ヶ月間の交換留学を通してリスニングとスピーキング能力はかなり伸ばすことができました。特に英語を語学として勉強しなくても、ネイティブの友人がいたのでナチュラルに英語力を伸ばすことができたのは大きかったと思います。
ワーキングホリデーと英語力
ワーホリは英語の試験が無く、英語力向上というよりも海外で働いて経験値を得たいという人が多いと思います。なので、英語力だけでいえば他の二つに比べて伸ばすのには苦労しそうです。
実際にたくさんのネイティブのお客さんを相手にして英語を使わないといけないので、実践力は鍛えられます。ですが、特定の単語しか使わなくなったりするし、働いている時間は勉強できていないので知識面では英語力向上は難しいかもしれません。
周囲でワーホリ経験のある人は、帰国子女で最初から英語がぺらぺらの人もいれば、ただ海外での経験を積みたくて頑張っている人もいます。本当に多種多様な生き方を許されているのがワーホリなので、英語力を伸ばしたいと思った時は、現地でミートアップなどを活用してみましょう!
短期留学と英語力
短期留学で英語力を伸ばそうとしている人から相談を受けた時、大抵私はオススメしません。というのも、ほとんどの場合が「日本にいても何も始まらない」という理由付きだからです。
海外に住んでいても英語力は自動で伸びません。短期留学で身につくくらいの英語力は日本でも頑張れば、余裕で身につけることができます。費用や時間のことを考えたら日本で勉強する方が無難だと思います。
中期留学と英語力
留学期間が3ヶ月を超えるなら英語力の成長は十分に実感できると思います。というのも、私も留学してから2ヶ月を超えたあたりでリスニングやスピーキングに違いを感じ始めたからです。
とはいっても、短いだけあってその期間中はできる限り英語で時間を過ごすことが重要です。長期留学以外の留学は他の日本人達と一緒に行くケースが多いので、その点は要注意です。
長期留学と英語力
長期留学だったら、ほぼ確実に多少は英語力を伸ばすことはできます。ただ、長期だからと言って余裕を持ちすぎると最初に来た時とほぼ同じ英語力のまま日本に帰らなくちゃいけなくなります。
長期留学になると、一緒に渡航する人の数も格段に減るので英語漬けの生活を送りやすくなります。
留学の期間については、長くなればなるほど英語の勉強の密度も上がる感じですね。
英語力向上を邪魔する留学先のワナ
ここまで、様々な留学の形と英語力の向上がどういう関係にあるのか見てきました。といっても、長期でいくからと安心はしていられません。ここからは、留学先であなたの英語の勉強を邪魔しかねないワナを紹介していきます。
ワナ1:他の日本人学生
当たり前ですが、日本人とずっと一緒にいて日本語を使っていては一生英語力が伸びることはありません。まずは、仲が悪くならない程度に距離を保ちつつ他の日本人と関わる頻度を減らしていきましょう。
どんな留学でも日本人を完全に生活から排除するのは難しいです。本当に辛い時や、気を病んだ時だけ話を聞いてもらえるような関係になっておきましょう。
ワナ2:日本語のもの
当たり前ですが、日本語で何もかもしていると英語力は伸びません。ネットサーフィンはユーチューブなどできるところは全部英語にしてしまいましょう。
日本で生まれ育つと、もちろんなんでも日本語で検索しますよね。最初は何も違和感を感じなかったのですが、留学の途中で「これ全部、英語にしたら伸びるんじゃないか」ということに気づき、調べ物を全て英語で行うようにしました。
最初はいつも英語の勉強をしているようで辛かったですが、数週間もしていると慣れてきます。留学の序盤は半分くらいから始めてみましょう。
ワナ3:気を病むこと
英語に自信が無い留学の序盤で英語ネイティブと会話が全然成り立たないと、やっぱりいい気はしません。この時、英語に対する自信をさらに失ってしまいますし、次のステップへなかなか進めなくなってしまいます。
新しい環境で気持ちが弱っていることもあるので、自信を失いそうな時は、あまり気を病むことなく、開き直る癖をつけましょう。
そうすることで、またすぐに英語の勉強に復帰することができます。
留学に行くにはどれくらいの英語力が必要?
留学の形にこだわらないのであれば、英語力はどんなに低くても大丈夫だと思います。
ただ、交換留学の場合は大学ごとに英語力の最低基準がもうけられているのが普通なので、そのレベルには到達しないといけません。
語学留学はコースが選べるので自分の英語力に合わせられれば大丈夫と思われます。TOEIC600点台あれば十分でしょう。
ワーキングホリデーは職種にもよりますが、最低限の日常会話ができれば問題なさそうです。
留学前に英語力をどう伸ばせばいい?
それでは、留学に備えてどのように英語力を伸ばしていけばいいのか私の体験や、周囲の人の経験から説明したいと思います。
勉強法1:言えないことをメモしてまとめる
日本語では言えるけど英語でなんていうのか分からない!ということをひたすら携帯にメモしていきます。そして、そのメモを毎日寝る前に調べて、ノートにまとめておきましょう。
これは、私が留学中に自分の英語力の無さを痛感して始めた勉強法です。
最初は笑ってしまうくらい言えないことが多くて、毎日ノートをまとめるのに30分くらいかかっていました。ですが、日常生活で使う表現ばかりなので数ヶ月すると格段に言えないことが減っていきます。
日本にいる間でも、日本語で言ったことや思ったことを「これ英語でなんていうんだろう」と思ったらメモする癖をつけておきましょう。
勉強法2:無料でポッドキャストを聞く
ポッドキャストはスマホで聞ける無料のラジオです。留学中に重視される英語力は主にスピーキングとリスニングなので、ポッドキャストはすごく役に立ちました。
下の記事で、オススメのポッドキャストを紹介しているのでぜひ、参考にしてみてください。
勉強法3:海外のユーチューバーを見る
ポッドキャストと似ていますが、ユーチューブだとより集中してみることが多いので、スピーキングの練習にもなります。同じ人の喋り方をずっと聞いていると、自然にその人の喋り方がうつってきます。
こちらも下の記事で、おすすめのユーチューバーを紹介しているので参考にしてください。
まとめ
以上、「留学と英語力完全マニュアル」でした!私は個人的に、留学の種類にかかわらず一人一人の努力で英語力はどこまでも伸ばすことができると思っています。
留学という期間は海外で自由の身になるので、その自由をいかに上手に使えるかがカギとなります。1年の長期留学になると、その長さから余裕が出てしまい、英語の勉強を後回しにしてしまいがちですが予想以上に時間は早く経ちます。
それでは、この記事を参考にして実りある留学にしてください!