なぜ韓国人男性は日本人より背が高いのか徹底考察！韓国人に聞いてみた！ | Life Info Nerd
2018年の末に、初めて韓国を旅行したのですが、その時、あることに気がつきました。
韓国人、背たか……。
私は男で身長が175cm辺りなので日本だと別にちび扱いはされません。ですが、韓国に行くとほぼチビです。みんな、スラッとしていてスタイルがよかったのでなんだか自信をなくしちゃいました。
そこで、なぜ韓国人の方が日本人より背が高いのが気になったので、調べてみて、実際に韓国人にも話を聞いてみました！
日本人と韓国人の平均身長は？
平成29年度国民健康・栄養調査報告によると日本の成人男性の平均身長は171cmとなっています。そして、ワールドデータの統計によると韓国人男性の平均身長は174cmと日本人より3cmほど高くなっています。
日本人男性の身長については、きちんと国が調べてくれているので信頼できます。ですが、韓国人男性の身長は、きちんとしたデータが出てこなかったのであくまで参考程度にしてください。
ただ、それでも全部、171cmよりは高くて、174cm、176cmくらいありました。
そもそも身長を伸ばすには何が大切なのか？
日本と韓国の違いについてみて行く前に、まず、何が身長を伸ばすのに大切なのかみていきましょう。
食事と身長の関係
食事は身長を伸ばす上でとても大切な役割を担っています。身長を伸ばすためによくおすすめされている栄養が「カルシウム」ですよね。しかし、実はカルシウムばかりとっても身長は伸びないのです。
カルシウムはあくまで「骨を丈夫にする」栄養素であって、骨を伸ばすものではありません。カルシウムをうまく吸収して骨を伸ばすためには「マグネシウム」が必要です。
そして、そのマグネシウムが含まれている食材には下のものがあります。
- 昆布
- ひじき
- 海苔
- ごま
- アーモンド
マグネシウムは海藻類やナッツ類に豊富に含まれています。日本では、昔よく食べられていたのですが、最近は和食離れがすすみ、カルシウムは増えたもののマグネシウムの量は減る一方です。
そして、カルシウム、マグネシウムともう一つ大切な栄養素が「タンパク質」です。
タンパク質は骨が伸びる際に必要な「コラーゲン」を作り出すので、身長を伸ばすのに大事な役割を果たします。そんなタンパク質がたくさん含まれている食材は肉や魚、大豆などの豆類です。
基本的に、子供の時にしか骨は伸びないのでその時の食事が身長を伸ばす分かれ目になりそうですね。
睡眠と身長の関係
「寝る子は育つ」と言われるように睡眠も身長を伸ばす上で食事と同じくらい大切です。睡眠時に分泌される「成長ホルモン」は体を休ませるだけでなく、子供の成長にも役立ちます。
先ほど、骨が伸びることで身長が伸びるといいましたが、その骨を伸ばす細胞は骨芽細胞（こつがさいぼう）と呼ばれます。
そして、成長ホルモンはその骨芽細胞の働きを促進します。そうすることで、身長が伸びるという仕組みですね。
ちなみに、日本の子供たちが寝る時間はどんどん遅くなっていて、これが日本人の低身長化につながっているのではないか、と言われています。
韓国人に話を聞いてみた！
大学に仲のいい韓国人がいるのでその二人に、調査をもとにいろいろ質問してみました。ちなみに、一人は身長が172cmでもう一人は184cmです。大きいです。
韓国人の食事は？
身長を伸ばすのには食事が大事、ということがわかったので韓国の食事についてみていきましょう。
韓国料理には「薬食同源」という考えがあり、食べるものも体を治す薬と一緒と捉えられています。なので、他の国よりも栄養バランスのきちんと取れた食事をする傾向にあります。
韓国人いわく、韓国料理は全体的に日本の料理よりも野菜の量が多くて、たっぷり食べれるようになっているそうです。私も、韓国に行った時、これはものすごく実感しました。そもそもの量が多いんですよね。
それに、キムチをはじめとした常備菜はどこに行っても出されます。日本では突き出しで5品目もでてくるところは無いので、嬉しいサービスです。
ここで、韓国の代表的な料理を少しみてみましょう。
ビビンバ
ビビンバはどんぶりや鍋にご飯を持ってその上にナムルや卵を乗せた料理です。日本ではよく焼肉屋におかれていますね。ご飯はタンパク質、上の野菜でカルシウムも摂取できます。また、上に乗せられた卵も低カロリー高タンパクで身長を伸ばすのにぴったりですね。
サムゲタン
サムゲタンは、鶏肉に高麗人参などの漢方ともち米、くるみ、ニンニクなどを入れて煮込んだ料理です。鶏肉はご存知の通り脂が少なく低カロリー高タンパクで、身長を伸ばすのに役立ちます。中にはくるみをはじめとするナッツ類も含まれていて身長を伸ばすのにもってこいです。
キムチ
キムチは白菜などの野菜を唐辛子やにんにくを使って漬け込んだものです。日本人は野菜不足に陥りがちですが、韓国ではどこでもキムチがあるので野菜の栄養をしっかりと取ることができます。野菜には身長を伸ばすのに役立つカルシウムが含まれているので、韓国人の高身長も納得です。
おやつは学校を抜け出して食べる！
韓国では、学校の近くにラーメン、トッポギ、チキンなどの軽食屋が構えられていることが多いそうです。友人によると、中学生から高校生くらいになると休み時間に学校を抜け出してご飯を買いに行くのが普通とのこと。
ちなみに、学校自体は休み時間に学校を抜けることは許しておらず、ほぼ黙認状態らしいです。日本では、ありえない話ですよね。
韓国はチキンが有名なので、それを成長期の子供たちが食べるとなると身長が伸びるのも納得ですね。韓国料理は野菜も多いですが、身長を伸ばすのに必要な動物性タンパク質を含んだ食材が多いのは魅力的です。
受験生時代はひたすら高麗人参！
韓国は日本にも負けないくらいの学歴社会です。高校生になると部活をする生徒も少なくなり、夜遅くまで勉強漬けの生活を送ることになります。そんな時に、欠かせない食材が高麗人参だそう。
もちろん、高麗人参は受験生のためのストレス解消などの効果もありますが、「食欲不振を改善」する効果もあります。
受験勉強でたまったストレスを高麗人参で解消しつつ、ご飯もがっつり食べるのが韓国流の身長を伸ばす方法といったところでしょうか。
韓国の文化は？
韓国料理や韓国人が普段食べるものにも、高身長の秘密が隠されていましたね。
では、韓国の文化は韓国人の身長に影響を与えているのか、またまた友人二人にいろいろ話を聞いてみました。
子供にはとにかく食べさせる！
韓国では両親だけでなく、祖父母も育児に積極的に関わるそうで、こどもは徹底的なサポートをうけます。これは、日本人でも多くの人が経験したことがあると思うのですが、韓国でも祖父母はこどもにひたすら食事を与えます。
友人は小学校に入るまで「お腹が空いたという感覚を味わったことがなかった」といっていました。それくらい、常にご飯を食べさせているということですね。ちなみに、ご飯を食べさせる時の決まり文句は「太らないと身長は伸びないよ」だそうです。日本でいう「早く寝ないと身長伸びないよ」みたいなところでしょうか。
そのせいか、韓国の小学校では肥満体型のこどもが多くなります。友人いわく、その肥満児の多くが中学校以降でぐんぐんと身長を伸ばし、痩せていくそうです。
韓国ではたくさん食べる＝偉いと認識されていて、こどもも必死になってご飯を食べます。友人は小さい頃、三食のうち一食食べなかっただけで、家中が大騒ぎになったと笑いながら言っていました。
韓国の学校はずっと給食！
韓国ではほとんどの場合、小学校、中学校、高校と給食が支給されます。すべて、栄養士がしっかり管理しているのでこどもたちが栄養不足におちいる心配はありません。
日本では、大半の学校が中学校からお弁当持参になるのでこどもによっては栄養に偏りができてしまいます。栄養摂取が大切な成長期に、きちんと管理された給食を食べられるのは高身長にも影響してそうです。
話をした韓国人のひとりは高校生の時に日本にやってきました。日本の高校も韓国の高校と同じように給食が出てくると思っていたので、お弁当持参と聞いたときは驚いたそうです。
睡眠よりも食事！
韓国では睡眠があまり大事に思われておらず、睡眠でとれない休息は食事でとろうという考えが普通だそうです。韓国人の身長のことを考えると、たくさん寝ているイメージがありましたが、どうやらそうでもないようですね。
友人の兄は高校生の時、毎日夕方に学校が終わり、そのまま塾へ行き夜の12時まで勉強、帰宅してまた夜中の2時ごろまで勉強という生活をずっと続けていたそうです。もちろん、高麗人参を食べながらです。
過酷な学歴社会のせいで、大半の学生は高校二年生ごろから少しずつ睡眠時間がなくなっていくとのこと。厳しい受験勉強に耐え抜いても高身長の韓国人、すごいですね。
まとめ
実際、韓国人に「なぜ韓国人男性は身長が高いのか」聞いてみると、韓国料理と、こどもの時の日本との文化的な違いが身長に良い影響を与えていることがわかりました。
日本の食事はかなり西洋化していて、野菜や豆類をたっぷり含んだ伝統的な日本料理を食べる機会はどんどん少なくなっていますね。韓国はそのバランスがいい感じにとれていて、普段の生活でも野菜を欠かすことはほとんどありません。
今回、こうやって調べてみて韓国料理のことや文化についていろいろ知れたので、また韓国に行きたくなってきました！ついでに、身長も伸ばしてきたいです！（笑）
