Life Info Nerd

人の役に立ちたい一心で情報を伝えます

アトピー持ち大学生がアメリカ長期留学中に気をつけること

f:id:lovewhatyoudo:20190306104132p:plain

 

持病でアトピーを抱えている人にとっては海外旅行ですら怖いのに、長期留学となるとなおさら不安になってしまいますよね。私も物心ついた時からアトピーなので、大学に入学した時は自然にアトピーだし留学は無理かな」と思っていました。

 

ですが、周囲の影響もあり21歳の時、アメリ中南部に長期留学(約9ヶ月間)しました。結果的に、アトピーで病院にお世話になる機会も無く、楽しく留学期間を過ごし日本に帰国することができました。

 

そこで、この記事ではアトピー患者がアメリカに長期留学する時に気をつけることを私の体験と調査からまとめていきたいと思います!

 

 

アメリカの食べ物が不安

f:id:lovewhatyoudo:20190306103521j:plain

 

普段の生活にアトピーの症状を悪化させる原因はたくさん潜んでいます。その中でも代表的なのが「食べ物」です。アトピーはアレルギー症状と一緒に出ることが多いので、小さい頃、もしくは今でも食べれないものがあるという人は多いのではないでしょうか。

 

基本的にアメリカ留学中はアメリカらしい食べ物」はなるべく避けるようにしましょう。代表例はチーズバーガー、ホットドッグ、ナチョス、ピザなどですね。ただ、大学で留学する年齢だと既に成人している人も多いのでストレスを感じるレベルまで我慢する必要はないと思います。食べ過ぎにだけ気をつけましょう。

 

edition.cnn.com

 

アトピーを悪化させる食べ物には乳製品や加工食品、酸性食品(含まれるミネラルが酸性のもの)などがあります。酸性食品は肉や魚、卵、穀類などアメリカの食事に多く含まれるものばかりです。

 

 

www.karadakarute.jp

 

食事の時は、酸性食品とは逆のアルカリ性食品(野菜や藻類、きのこなど)を食べるようにしましょう。果物は糖質が含まれるので大量に食べることはお勧めできませんが、決して体に悪くはないし、アメリカだとすごく安いので適量だけ食べてください。

 

また、アメリカはビーガンやベジタリアンの割合が日本と比べて圧倒的に多いです。その分、レストランでも野菜だけで作られたメニューがあったり、ビーガン専用のレストランさえあったりします。

 

アトピーの調子があまり良くない時はビーガンメニューにすれば勝手に全部野菜になるので楽です。味も悪くないのでぜひ試してみてください。

 

 

留学中のストレスが不安

f:id:lovewhatyoudo:20190306103553j:plain

 

長期留学だとほとんどの場合1人で渡航して、ルームメイトはいるものの基本的に1人で生活を始めることになります。そうなると、やっぱり留学中のストレスが不安ですよね。ストレスが原因で成人になってからアトピーを発症する人もいるくらいです。

 

留学中に圧迫感や緊張感、危険などを感じやすくなってしまいます。これまでに海外経験がない人だとなおさらです。その時に、脳でアドレナリンが大量に分泌されて動悸が高くなります。この際に、痒みを伴うことがよくあるので、まずは留学中にストレスを感じないようにすることが大切です。

 

といっても、海外で生活する中で最低限のストレスは避けられないものです。アトピーを抱えている人は留学中にできるストレス発散方法にもっと注意を向けるようにしましょう。

 

まず、ストレスを感じそうならあまり難しい授業は最初から取らないことです。渡航してから授業が開始するまで一定の期間はありますが、それでもいざ始まると授業についていけずうろたえてしまう、なんてことがよくあります。

 

私も1学期目は難しい授業を取りすぎて、苦労した挙句、履修を組み直す羽目になりました。挑戦することも大事ですが、アトピーが悪化して帰国なんてことになれば本末転倒です。確実に単位が取れそうな授業を最初は選んでみましょう。

 

そして、睡眠はしっかりと取りましょう。睡眠不足はストレスの元です。特に、渡航直後は時差ボケもありなかなか寝られないかもしれませんが、そうやって睡眠時間をずらしてしまうと元に戻りづらくなってしまいます。きちんと睡眠はとってください。

 

また、留学先の大学にジムが備え付けられていることが多いです。ストレス発散と運動不足解消にも繋がりますし、アトピー対策としてもおすすめです。ただ、汗をかきすぎると痒みを感じるので、適度なトレーニングで水分補給はしっかり行いましょう。

 

  • ストレスは痒みを感じさせる原因
  • 授業は簡単なものからとる
  • 時差ボケはすぐに治して十分な睡眠をとる
  • 水分補給をしっかり行いながらジムでトレーニングする

 

長期留学中の病院が心配

f:id:lovewhatyoudo:20190306103638j:plain

 

長期留学中の病院に関してなのですが、これは残念ながらアトピーなどの持病が保険でカバーされません。なので、細心の注意を払って症状を悪化させないように気をつけるしかありません。

 

ただ、軟膏や保湿剤を日本で先に9ヶ月分もらって渡航すれば、症状が悪化する可能性はゼロにはなりませんが、病院で薬を処方してもらう必要は無くなります。

 

私はかかりつけの皮膚科医に留学の半年以上前から留学に行く旨を伝えていました。病院のシステム上、長期の薬の処方を一気にすることはできないので、毎月若干多めに処方してもらい薬を留学までセーブしていました。

 

留学が差し迫っているなら少し遅いかもしれませんが、まだ留学まで半年近く時間があるという人はすぐにかかりつけのお医者さんに伝えましょう。医療費はかさんでしまいますが、現地に渡ってから向こうの病院で高額医療費を払うよりはましです。

 

  • 保険でアトピーなどの持病はカバーされない
  • 病院は一気に薬を処方できない
  • 事前に皮膚科医に留学に行くことを伝える
  • 多めに薬をもらい、留学までセーブする

 

アメリカの気候が心配

f:id:lovewhatyoudo:20190306103712j:plain

 

私もアメリカに留学する前は現地での気候がすごく心配でした。ですが、これに関しては朗報です。ほとんど心配する必要はありません。

 

そもそも日本は海に囲まれている島国なので湿度がものすごく高いです。大阪、東京などの都市は不快で暑い都市ランキングで常に世界上位にいます。

 

実際に、日本はほとんどの主要都市で夏場、湿度が80%を超えますが、アメリカは全米湿度トップ50でもなかなか80%を超えることはありません。

 

bestlifeonline.com

 

それくらい不快指数の高い日本の気候ですが、アメリカの気候は湿度が低く、平原が多いので風もよく吹きます。それに、雨が降る頻度も日本と比べるとかなり少ないので肌を濡らしてアトピーが悪化なんてこともほとんどないでしょう。

 

www.google.com

 

私は、気候に関して本当に留学中の方が快適に過ごせたので、正直アトピーの症状は改善しました。あなたももしかしたら、「将来はアメリカに住みたい!」なんてことになるかもしれませんね!

 

  • 日本の気候の不快指数は世界トップレベ
  • アメリカの湿度は日本と比べてかなり低い
  • 平原なので風通しがよく、降水量も少ない

 

まとめ

それでは、ここまでに紹介したポイントを簡単にまとめてみます。

  • ジャンクフードはなるべく避け、アルカリ性食品、ビーガンフードを食べる
  • 留学中は無理しすぎず、運動や十分な睡眠でストレスを解消する
  • 保険でアトピーはカバーされないので、日本で十分に薬を蓄えて持っていく
  • アメリカは湿度が低く、雨も少ないので気候は特に心配しなくてもいい

 

長期留学中は、慣れない土地で1人で生活するだけでも不安なのに、それにアトピーのケアまで加わって余計にストレスを感じてしまうかもしれません。

 

ただ、留学の辛さは時間が経過するとともに確実によくなって、数ヶ月もする頃には楽しくなっているはずです!せっかく勝ち取った長期留学のチャンスをアトピーに邪魔されないよう、頑張ってください!

 

lovewhatyoudo.hatenablog.jp