【TOEIC】900点なんて大したことない!?
当時、私は高校生。センター試験に向けて英語の勉強をしていました。点数は右肩上がりだったので若干調子に乗っていました。
そんなある日、英語学習とか英語アプリについて検索していたらTOEICというワードを発見しました。TOEICは ’The Test of English for International Communication’ の略。インターナショナルなコミュニケーションと言っていますが、実際はビジネス英語を中心とした英語の試験です。
ノリノリだった当時高校生の私はどうせ簡単でしょ、と思いつつネットで例題を探しました。
全くわかりませんでした。
しかし、そんな私も成長し一昨年TOEIC900点を突破することができました。
センター試験に向けて英語の勉強をしていた私にとってTOEIC900点を持っている大人はスーパー英語ペラペラ人間でしたが、今現在、取得してみて一つ言えることは…
全然そんなことない
ということです…残念ながら…。
ということで今回は実際のTOEIC900ホルダーの口から実際TOEIC900点の英語力がどれくらいか解説していきます。
TOEIC900点のリーディング力
正直、TOEIC900点の人が自信持って「これは得意!」と言えるのはリーディングくらいだと思います。なので私も、リーディングは割と胸を張って得意!と言えます。唯一。
元々、日本における英語教育がリーディング重視なので日本人は平均してリーディングは得意だと思います。そしてリーディングとリスニングでしか構成されていないTOEICの勉強をすればそりゃリーディングも伸びます。
しかし、得意と言っても油断は禁物です。
ニュースやウェブサイトの大半はほぼ問題なくスラスラ理解できますが、小難しい学術書となると一切歯が立ちません。辞書片手に読まないとほとんどわからないレベルまで落ちます。
それに、TOEICではスラングとかカジュアルな表現はほとんど出てこないので、TOEIC900点持っているからと言って過度な期待はかけないであげてください。
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(全然分からなかった書籍。日本でもベストセラーとなったサピエンス全史の原著です。読破にめちゃめちゃ時間かかりました。)
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(これくらいだったらスラスラ読めます。)
TOEIC900点のリスニング力
高校生の時、初めてTOEICのリスニングにチャレンジしてほぼ何も理解できませんでした。かろうじて、単語が拾えるくらいです。
その後、自然にTOEICレベルのリスニングには耐えられる耳がつきましたが、
洋画や海外ドラマ、字幕なしじゃぜんっぜんわかりません。
子供向けのアニメとかディズニー字幕なしでようやく理解度80%といったところです。多分、TOEIC高得点者が聞かれて一番困る質問は「映画とか字幕なしで見れるやろ??」だと思います。ほぼ無理です。
分野にもよりますが個人的な理解度はこれくらいです。
サイエンスフィクション…50%前後
アクション…65%(そもそもあんまりセリフない)
政治系…40%
コメディ…55%(表現を知らなさすぎる)
ディズニー…80%
子供向け映画…75%
全て字幕なしでの話です。
(何言ってるか分からなかったけど面白かった海外ドラマ。おすすめです。)
(ジュラシックワールドは字幕なしでも意外と7、8割くらい理解できました)
TOEIC900点のスピーキング力
ここから先のスピーキングとライティングに関してはTOEICに含まれていないのでTOEIC900点と言っても個人差がすごく大きいと思います。(スピーキングとライティングを含んだTOEICも実施されていますがまだ普及はしていないでしょう)。
正直、個人的にはリスニングよりスピーキングの方が得意です。思ってることは7割は言えてると思います。もちろん語彙や文法は拙くなってしまいますが、簡単な英語を合わせて説明することはできます。
ここは本当に人によりけりで「なんで発音できないのにリスニング満点!?」って人もいれば、「発音ネイティブじゃん!ペラペラじゃん!なんで満点じゃないの!?」って人もいると思います。
ちなみに、TOEIC900点を超えてる人はTOEFLも一回くらい受験したことがある可能性が高いのでそれでスピーキングを練習していたかもしれません。私の場合はこれがスピーキング練習のスタートでした。
TOEIC900点のライティング
これは日本人に限って言えば得意な人は多いと思います。ていうか他人のライティング力って特に知る機会もないんですよね。
だから、結構主観的な話になってしまいますが、私もライティングは苦手意識は特にないので基本的にみんな、最低でもスピーキングよりは得意だと思います。
まず、日本的な詰め込み英語教育を施されているので日本人は文法と単語に強いです。正直、この二つさえ強ければあとは今までどれだけ文章を読んできたかに左右されます。だから、リーディングの得意な日本人は必然的にライティングも得意になります。
あ、ちなみにライティングは得意ですがやっぱり日本語にない冠詞の概念はいまだに使い方がよくわかっていません。A と THE の使い分けはネイティブじゃないと理解できない、が私の自論です。
(ライティング練習のオススメです。全部答えたらかなり伸びると思います!)
まとめ
私の中でTOEIC900点、高得点はまだまだ英語学習のスタート地点です。字幕なしで海外映画、ドラマが完璧に理解できるようになったらやっと英語上級者、くらいに思っています。
現在、TOEIC高得点を目指している方には申し訳ないですが、900に到達した後もまだまだ英語学習の道は終わりません。むしろ楽しむ気でいきましょう!