生まれた時からアトピー持ちの人あるある | Life Info Nerd
アトピーを抱えている人は、ただかゆいだけじゃなく、普段の生活も普通の人とは違うように送らないといけません。
私は物心がついた時からアトピー持ちで、成人した今は症状がかなり落ち着いています。それでも、アトピー患者として染み付いた生活のスタイルがあります。
そこで、この記事では、人生のほぼ100%をアトピー患者として過ごしてきた私が、アトピー持ちの人にしかわからないあるあるを集めてみました!
- アトピーあるある1:給食のメニューが違う
- アトピーあるある2:お風呂上がりはゴールデンタイム
- アトピーあるある3:洗剤やソープにやたら敏感
- アトピーあるある4:背中を掻いてもらうのが最高の至福
- アトピーあるある5:飲食店でのバイトが辛い
- アトピーあるある6:アトピーじゃない人の感覚が分からない
- アトピーあるある7:手に薬を塗るタイミングが分からない
- 最後に
アトピーあるある1:給食のメニューが違う
アトピーの人は高確率で食物アレルギーも持っています。なので、学校の給食のメニューが一人だけ違います。
今でこそほとんど食物アレルギーのない私ですが、小学校の時は本当にほぼ全てアレルギーで何も食べれませんでした。
すると、一人だけ給食が違うので周りからは「ずるい」とか「そっちの方が美味しそう」とか言われていました。
ただ、アレルギー対策をした給食って全然美味しくないんですよね!
ほんっとうに味が薄いです!
クリスマスの時、卵アレルギーだった私はいちごのショートケーキが食べれませんでした。
代わりに、お皿にのせられたのはチョコレート色のケーキ。チョコレートといえば小学生の大好物です。私のケーキに注目が集まります。
本当にチョコケーキだと思っていた私は口にしてみて愕然。
ほぼ無味無臭でした。全然美味しくなかったです。
小さい頃からアトピーの人は同じ経験があると思います!
アトピーあるある2:お風呂上がりはゴールデンタイム
アトピー患者は毎日軟膏やクリームを体に塗らないといけません。
そして、薬を塗るのが一番オススメされる時間がお風呂上がりです。というのも、お風呂上がりは体も綺麗だし、肌潤っていて保湿しやすいからです。
小さい頃は、両親からお風呂上がりにしっかり薬を塗ってもらっていました。症状が軽くなった今でも続けているので、人生でほぼ一度もお風呂上がりにすぐ服をきたことがありません。
このゴールデンタイムに薬を塗れるか塗れないかでその後の病状に大きく影響します。
いわば、筋トレ終わりのプロテインのようなものですね。
アトピーあるある3:洗剤やソープにやたら敏感
アトピー持ちの人は真水が大好物です。洗剤やソープは肌が乾燥してしまうので、基本的に水しか使いません。
洗剤には界面活性剤という成分が含まれていて、肌の皮脂まで洗い流してしまいます。
ただでさえ乾燥肌なのに脂まで流されてしまったら、肌はもう砂漠みたいなものです。
小さい頃は、正直あまり気にしていなかったのですが、大人になれば触るものも増えます。気にしていないと悪化する一方なので、基本的に水のみで手洗いするようにしています。
アトピーあるある4:背中を掻いてもらうのが最高の至福
背中は汗をかきやすく、かゆみが出やすい場所です。とはいえ、背中は見えないし手も届きません。自分で掻くのは至難の技です。
そんな時に、誰かの助けを借りて背中を掻いてもらうのがめちゃめちゃ気持ちいいんです。
成人した今はさすがに「背中掻いて」なんてなかなか言えません。ですが、子供の頃は背中を掻いてもらっている時間が一番幸せでした。
アトピーあるある5:飲食店でのバイトが辛い
これは、アトピー大学生あるあるですね。
周りの人が居酒屋などの飲食店でバイトするので、私も飲食店でバイトを始めたのですがめちゃめちゃ後悔しました。
その理由はもちろん、食器洗いです。そして、キッチン周りには刺激物が溢れているのでうかつにさわれません。
結局、バイトをやめれずに続けたのですが、症状はかなり悪化したのでこれはあるあるであってほしくないですね。
アトピーあるある6:アトピーじゃない人の感覚が分からない
アトピーがあると、症状が落ち着いていない時は基本的にずっとかゆみが体のどこかにあります。
無意識に手が伸びてかいてしまうくらいなので、それなりに強い痒みだと思います。
ただ、そのかゆみが日常すぎてアトピーじゃない人の状態がわからないんですよね。「かゆみのない状態ってどんな感じなんだろう」と思ってしまいます。
それに症状が落ち着いた今でも、アトピーのかゆみか、それ以外のかゆみか分からないので未だに理解できません。
そして、健常者がアトピーの感覚を理解しようとしてよく聞く質問が
「アトピーって全身蚊に刺された感じなの?」
です。んなわけありません。
アトピーあるある7:手に薬を塗るタイミングが分からない
手は一番刺激に触れることが多い体の部位です。なので、アトピーの人は手の症状がひどいことが少なくありません。
私もいまだに飲食店でバイトしているので、手のケアはかなり頻繁にしないと症状がすぐに悪化してしまいます。
ただ、手に軟膏を塗るタイミングが分からないんですよね。
市販のハンドクリームみたいなのだったら、いつでも塗れますが、アトピー患者の使う軟膏は少しトリッキーです。それに種類も多いです。
勉強している時とかに、忘れてべったり塗ってしまうとノートとかパソコンが軟膏でテカテカ、なんてことがよくあります。
最後に
というわけで、以上が私の20年以上におよぶアトピー生活で感じたあるあるです。
アトピー生活は辛いですが、しっかりと病院に行って自分でケアをしていれば症状は確実に軽くなります!誰もこのあるあるを経験する必要がない世界であってほしいですね!